4月1日/デデデデを見に行った

今日の夜は映画を見に行った。

デットデットデーモンズデデデデデストラクションズ

漫画が完結する頃に友人に勧められ、別の友人から全巻借りて一気読みし、どハマりしていたので映画化を楽しみにしていた。

感想:非常におもしろかった

冒頭の巨大円盤が現れるシーン。映像と音響の迫力で、「あ、この映画すげぇ気合い入ってるわ」と感じ、つい姿勢を正す。

事前に見てた浅野いにおのインタビューで、足掛け5、6年とあり、浅野いにおがほぼ全ての工程に携わったと言っていた。数秒見ただけでこだわり抜いた作品だとわかる。

配役が有名アーティスト二人と聞いた当初は少しガッカリしていたのだが、心配無用だった。最初は、「あーあのちゃんだな」って見始めたものの、最後は完全にそこにおんたんがいた。すげぇ。中盤、巨大円盤がついに彼女らの日常を壊す事件が起こるのだが、その時の健気なおんたんの演技、ぶっちゃけ泣いた。

浅野いにおは思春期の"ただ平和な毎日を生きることに対するモヤっとした感情"、不謹慎にも"現状を変えてくれるようなとんでもない事件起きないかという想像"、そんな言語化できない・してはいけない気がしていた感情を代弁してくれる。でも、その根底には、そんなのは虚構かつ厨二病の短絡的な考えで、平凡な日常の愛しさ、日常を続ける努力の美しさを訴えかけてくる。

前編はサイコーの終わり方で、一緒に見に行った恋人もかなりハマっていた。後編まで待てないから漫画みようかなと言っている。

後編も楽しみである。