4月4日5日/営業が苦手

営業をやらなければならなくなった。

しかし営業が苦手だ。今回の出張で実感した。

席について同僚が自分のプロジェクトや会社の話をし始めても毎回なんか他人事で「へ〜そうなんだ」と思うことばかりで(実際聞いたことがあっても)、メモを取ってるはずなのに吸収できてない。言いたいことも思いつかないので、話に入り込むこともできない。会食で自分の話もできない。

1日目が終わり、ホテルで眠ってたらストレスで悪夢を見た。

遠くの方から足音が近づいてくる、そいつがドアを開け部屋に侵入してくる。一旦部屋を物色し、またドアを開けて出て行く。それが何度も繰り返された。

 

あまりにストレスで、上司に営業やめたいニュアンスを醸し出したけどダメだった。

ならば営業のコツなど教えてもらおうと、同僚に聞くが、つれない態度。彼女は彼女で自分のノウハウや強みをおいそれとは渡してくれない。というか共有しなくてはならない情報を共有しないし、紹介しなければならない人を紹介しない。人の作った資料は平気で自分の手柄にするくせに。やはり、根本が意地悪で好きになれない。突然やってきた私が気に入らないのと、彼女は彼女なりに自分が評価されるために必死なのだろうが。

 

そんな時に、取引先のベテランの営業マンに出会った。仕事の話を一通りしたあとに私は自分の悩みを話してしまった。営業やりたくないんですと。

しかし、彼に言わせればすべて場数、経験らしい。人と話すことが苦でないのならば、営業に向いていると。

それは才能ではないかといった。だって、生まれた時からそんな人だったように見える。しかし、彼の経歴を聞くと納得した。最初は大手の自動車メーカーの営業マン、中小の人材派遣会社の営業、その後自分ともう一人で小さい会社を始めてそこでも営業をしている。色んな人に門前払いされ、クレームをもらった。それでも人と話すことが好きだと。

なんだか才能じゃないかといってしまった自分が恥ずかしくなった。もちろん向き不向きがあるが、彼の話に聞き入ってしまうのにはきちんとした理由があった。

私がなぜ営業が苦手かと言うと、給料が少ない仕事をがんばる覚悟が無いのと、意地悪な同僚を好きになれてないのと、自分のことをあまり分析できてないから。

だからインプットしてもインプットしっぱなし、なにかやってもやりっぱなし。理解と整理ができておらず、話が支離滅裂になるし、すぐに会話を打ち返せない。

ここまで理由はわかってるんだよなあ。あとはやるだけなんだけどどうしようか。

でも、この半年、自分の実力不足と同僚や上司からの言葉や態度で悔しい思いをたくさんした。自分の意思でここにきたし、期待もされているのであれば、あと半年だけ頑張ってみようかな。